YouTubeの動画をダウンロードして、オフラインで動画視聴するための優秀なアプリのClipbox。
ぼくもかなりお世話になっていたと思います。
iPhoneをバックアップから復元させる度に中身が消えてしまうので、簡易的な使い方しかしていませんでした。
たぶんきちんと手順を踏めば引き継ぎはできるんでしょうけど……めんどくさくてそのまま使ってました(笑)

そんなClipboxですが、動画ファイルの拡張子を変えて音声ファイルにすることでバックグラウンド再生ができるようになったり、再生速度も変えられたりと本当に優秀なアプリだったんです。

音楽アプリがなくてもiPhoneはiTunesを使い、好きな音楽を取り込んだりもできるわけですが、そうするためにはパソコンが必要になるんですよね。
パソコンがない場合はiTunes Storeから購入すればいいかもしれませんが、それなりの金額を支払う必要があります。
(他にもいくつか音楽配信アプリはありますが)
そこで手軽に聴けるミュージックアプリがClipboxだったというわけです。

オンラインのMP3ファイルもそのままダウンロードできましたから本当に便利でファンも多かったんです。
それなのになぜダウンロードできなくなってしまったのでしょうか。

どうしてダウンロードできなくなったの?

2018年5月、突然ClipboxがApp Storeから消えてしまいました。
これまでダウンロードしていた人は問題ないのですが、新規にダウンロードしようとしてもできません。

一体なぜなんでしょうか!?
というわけで公式に確認しにいくと以下のような説明がされていました。

平素より「Clipbox」および「Clipbox+」をご愛用いただき、誠にありがとうございます。

現在、App Storeで配信していた両アプリは、iPhone版/iPad版共に諸般の事情により提供を見送っております。
(引用元:Clipbox

なるほど、全くわからん。
当初は技術的な問題で提供を見送っているというような文言が書かれていましたが、現在はそういった事情ではないようで(というかそもそも)考えられるのは著作権関連だと思います。

最近では公式のMVとかも多くなっていますし、それ以上にYouTubeからするとオフラインで聞かれてしまうと動画を再生されないので広告を見てもらえないというのも関係あるのかもしれません。

※11月14日にサービスを開始したYouTube Premiumが、オフライン再生やバックグラウンド再生をサポートするので、その影響があったのかもしれませんね。

ちなみにこの「Clipbox+」というアプリは「Clipbox」がダウンロードできなくなってから急遽用意された代わりのアプリで、Clipboxとほぼ同等の機能を有していました。

しかし残念ながらそちらも規制がかかったようで、今では両方ダウンロードできなくなっています。
「Clipbox+」は10月3日にダウンロードできるようになったようです。

ただし代替アプリとは言えず、YouTubeのダウンロードはできない仕様になっています。
悲しすぎる!!

Clipboxが復活する可能性はある?


正直こればっかりは難しいのではないでしょうか。
5月にApp Storeから突然消えてしまったのが、なんらかの理由でアプリの配信を止められた証拠です。
そしてその後にリリースした「Clipbox+」ではYouTube上の動画ダウンロードができない仕様でリリースされています。

これらの理由から考えると、以前の機能を持ったアプリとして復活するのは難しいと思います。

ですが、今回10月3日の「Clipbox+」のリリース再開は本当に朗報です。
相変わらずYouTubeの動画はダウンロードできないものの、他の動画はダウンロードできるからです。

YouTubeの動画をダウンロードしたいって人からすると全然朗報ではないんですけどね。

と思いきや、WEBツールでYouTube動画をMP4に変換してから、URLを直接Clipbox+に貼ってダウンロードすればインストールできます。
最初はできたのにできなくなっていますね。
残念です。

代替できるおすすめのアプリ

ぶっちゃけ「Clipbox」でも「Clipbox+」でも名称は関係ないんですよね。
要するに目的が達成できれば手段が変わっても良いという場合は、代わりになるYouTubeダウンロードアプリがあればそれでいいんです。

そんなときはこちらのアプリを使って下さい。
「Clipbox」愛用者は必ず満足できるアプリです。

Mixdata

機能的には「Clipbox」とほぼ変わらない完全な代替アプリです。
というかUIなどもかなり似ているので、もしかしたら「Clipbox」の開発元が別アカウントでAppストアに登録したのではないかと思うほどです。
「Clipbox」と同じくバッテリーを大きく消費するところまで似てしまっています(笑)

  • YouTube動画のダウンロード
  • バックグラウンド再生(アプリ内で音声ファイルに変換が必要)
  • 再生速度調整
  • スリープ機能
  • フォルダ分け

これらはすべて「Clipbox」でできたことです。

アプリの詳しい使い方はこちらの記事にまとめています。

Mixdataの使い方、バックグラウンド再生やYouTubeダウンロード方法

工夫しないとYouTubeアプリに強制的に飛んでしまう以外はとてもわかりやすいアプリです。

バッテリー消費が大きいから他のアプリでYouTubeの動画をダウンロードしたいという人はこちらの記事を参考にしてください。

iPhoneでYouTubeの動画保存・ダウンロードするアプリ

Appストア上にいくつかダウンロードできるアプリがあるので、一通りまとめて解説しています。

まとめ

2019年10月時点では「Mixdata」も問題なくYouTubeの動画をダウンロードできていますが、もしかしたら今後できなくなる可能性は0ではありません。
なにかアプリに問題があればAppストアでの取り扱いが中断されます。

そうなったとしてもまた代わりのアプリが出てくるとは思いますが、使いやすさなどを考えると慣れているアプリが良いですよね。
今のところは4つくらいまともに使える代替アプリがありますが、個人的に使いやすさで言えば「Mixdata」が一番だと思います。

他のアプリのメリットもあるにはあるのですが、やはり使い慣れているからなのかもしれません。