Googleマップはつい先日地図情報が大幅に変更されました。
ちょっと前から新しいGoogleマップに移行するアナウンスがされており、3月21日から新しいマップが実装されたようです。

ユーザーからは「地図情報がおかしい」などの指摘が多く、Google Japanからは「新しい Google マップへの移行に伴い発生しているいくつかの問題について、素早い解決に努めており、内容の調査を行なっております。ユーザーの皆様にはご不便をおかけしておりますことをお詫び致します」とのコメントがありました。

場所によっては違いはあるものか、ぼくの周辺ではそこまでおかしいところはなかったようですが……。
実際に地図情報はどうなっているのでしょうか。
また以前のような地図アプリを使いたい場合は、代用アプリはあるのかも探ってみたいと思います。

Googleマップは劣化したのか

実際に大幅の変更があったのは事実ですが、地図表記はおかしいのか、劣化したのか見てみたいと思います。

山陰が湖になっているのはもう笑うしかないですね(笑)
中には地図上にもともと表示されていなかった道が追加されているパターンもあるようです。

一概に使いにくくなったのかと言われるとそうでもないのでしょうか。

うーん、だめみたいですね。
Twitter上で探してみるとさまざまなバグが発見されているようです。
まとめてみるとこんな感じ。

  • 道がない
  • コンビニや駐車場が道になっている
  • バス停がなくなっている
  • ナビのルートや時間がおかしい
  • 最寄り駅が最寄りじゃない

要するにかなりの箇所がおかしいし、使いにくくなっている模様!!

Googleマップになにが起こったの?


なぜこんなことになってしまったのか!?
Googleからの公式発表はありませんが、Googleマップ上からゼンリンの表記が消えているので、地図の参照、引用ソースをゼンリンから自社のデータに変更したと推測されています。
ゼンリンは地図情報の調査、制作を行っている日本の企業で、デジタル地図やカーナビなどの他社サービスに地図情報を提供していて、Googleマップも例外ではありませんでした。

それが変更になってこの状況というわけですね。

じゃあGoogleはゼンリンのデータを用いず、どうしてるのかって?

驚くべきことに現在のGoogleマップでは、衛星画像、航空写真とユーザーの位置情報のビッグデータを元にプログラムが自動で地図を作成しているっぽいです。

これってだいぶすごくないですか?

ゼンリンは地道に手作業で、精度が高く信頼性のある地図情報を長い時間をかけて作り上げてきました。
一方でGoogleは機械学習で効率よく地図を作成しようとしています。

この手法が確立されてしまえば、道や建物の変化などには即座に対応できるだけでなく、データが蓄積すれば精度も上がり、情報量も増えるでしょうし、そのうちゼンリンの地図よりも使いやすくなるのではないでしょうか。
まだプログラムを走らせたばかりなので、問題点やバグ、おかしなルートを表示してしまっていますが、そのうち正常で使いやすい地図になると思います。

とは言うものの、Googleマップ頼みで生活していた人からすると非常に困るのもわかります。
仕様変更されてしまったGoogleマップの代わりに、代用できる地図アプリはないのでしょうか。

Googleマップの代わりに代用できる地図アプリはこれ

以前のGoogleマップではゼンリンの地図情報を利用していたので、同様にゼンリンのソースで提供されているマップアプリであればエリア情報やナビゲーションなど、近いものになっていると考えられます。

ゼンリンの純正ナビアプリやWEB上で提供されている地図などがありますが、その中でも『Yahoo! MAP』は使いやすく便利なのでおすすめです。


もとよりナビアプリとしては『Googleマップ』よりも『Yahoo! MAP』の方が優れているという声も少なくなかったので、『Googleマップ』を愛用していた人もこれを機に乗り換えてみてもいいのではないでしょうか。

代用はできるとはいえ、完全に同一内容ではないのでそこは許容していただけたらと思います。

まとめ

Googleマップを利用しているユーザーが多いだけに、今回の仕様変更、アップデートで困っている人はかなり多いのではないでしょうか。
普段から頻繁にGoogleマップを使っている人は当然そのサービスに依存してしまうので、大きなアップデートで仕様が変わると戸惑ってしまいます。

ましてや今回のように不具合やバグなどが大規模に確認されると、ユーザーは別のアプリに乗り換えてしまうかもしれません。
そういったリスクの伴うアップデートであれば、事前に確認などしてほしかったですね。

それでもこのまま地図情報の学習が進んでいって、以前よりも使いやすくなる地図アプリになってほしいと思います。