最近は外を歩いていても、完全ワイヤレスイヤホンをしている人が結構いて、ある程度浸透してきているなと感じます。
やっぱりAppleがiPhoneからイヤホンジャックを廃止した影響はあったんでしょうね。
iPhoneユーザーは完全ワイヤレスイヤホンの購入を考える際に、必ず「AirPods」が選択肢にあがると思います。
AirPodsは現在、第1世代と第2世代がありますよね。
買うからにはその違いを知っておいた方が良いと思います。
AirPodsはどっちを買うべきなのかも、この記事でご説明していきます。
AirPodsの第1世代と第2世代の違いを比較
AirPodsの第1世代は2016年12月13日に販売が開始されました。
販売直後からかなりの人気で、1か月以上も待ちが出るほどでした。
完全ワイヤレスイヤホンは他のメーカーの既存の製品が以前からありましたが、やはりAppleが出すということに意味があるんですね。
そして第2世代が販売されたのが2019年3月26日です。
2年以上も経過したのでどのくらい進化しているのかも気になりますよね。
とりあえず性能を比較してみましょう。
AirPods 第1世代 | AirPods 第2世代 | |
---|---|---|
本体サイズ | 左右各:16.5×18.0×40.5mm | 左右各:16.5×18.0×40.5mm |
本体重量 | 左右各:4g | 左右各:4g |
チップ | H1チップ | W1チップ |
Siriの起動 | 「Hey Siri」で起動 ダブルタップ |
ダブルタップ |
対応コーデック | SBC AAC |
SBC AAC |
バッテリー | 最大5時間の再生時間 最大3時間の連続通話時間 |
最大5時間の再生時間 最大2時間の連続通話時間 |
充電 | ワイヤレス充電(Qi対応) Lightningコネクタでの有線充電 |
Lightningコネクタでの有線充電 |
ケースサイズ | 44.3×21.3×53.5mm | 44.3×21.3×53.5mm |
ケース重量 | 40g | 38g |
販売価格 | ワイヤレス充電ケースセット:22,800円 従来の充電ケースとセット:17,800円 |
充電ケースとセット:16,800円 |
こうやって見比べるとほとんど同じ性能ですね。
Bluetoothのバージョンは公開されていませんが、どちらも5.0に対応していると思います。
一番大きく違うのは
- チップセット
- Siriの起動方法
- ワイヤレス充電
の3つです。
ではチップセットが変更されてどう変わったのでしょうか。
H1チップとW1チップの違い
このチップの違いで一体なにが変わったかは公式が説明してくれています。
- デバイスの切替が2倍高速化
- 電話通話の接続が1.5倍高速化
- ゲームでのレイテンシが最大30パーセント低減
基本的な接続の高速化と遅延が低減されているようです。
連続通話時間の長さが向上している点からも通話の接続が省エネ化したのでしょうか。
ワイヤレスでの通話って結構快適でストレスフリーなので、たくさん電話をする人からするとありがたいですね。
音質の違いは?
AirPodsは第1世代と第2世代で音質の差が若干違うという意見もありますが、正直気にならない程度の差だと思っています。
音質に拘るのであれば、もっと遮音性が高く、音質に力を入れている完全ワイヤレスイヤホンもあります。
AirPodsはiPhoneとの相性が良いという点で評価されている部分もあるので、第1世代と第2世代は音質は同等と考えて問題ありません。
AirPodsはどっちを買うべき?
さて、結局どちらのAirPodsを買うべきなのでしょうか。
現時点でAirPodsの第1世代を使っていて、第2世代に買い替えようか迷っている人は買い替える必要はないと思います。
有線接続による充電が煩わしく、ワイヤレスで充電したいという人はケースだけ購入するという手もあります。
ワイヤレス充電ケース単体だと、Appleの公式で税抜8,800円で購入できます。
また第1世代のイヤホン本体でも第2世代ケースでの充電が可能です。
新品を購入する場合
Appleの公式ではAirPodsの第1世代の取り扱いは終了しているので、そもそも選択肢がありません。
しかしYahoo!ショッピングや楽天ショッピングなどのECサイトでは購入することが出来ます。
その場合はAirPodsの第2世代を購入するべきでしょう。
従来のワイヤレス非対応の充電ケースであれば、価格差がほとんどないのでわざわざ第1世代を買うべきではありません。
それなら少しでも改良されている第2世代を買った方がお得です。
中古品を購入する場合
ヤフオクやメルカリなどの中古品の購入を考えている場合は金額差が結構出ます。
新品じゃなくてもいいから少しでも安く手に入れたいのなら中古品を選ぶ人もいますよね。
その場合の金額差はヤフオクもメルカリもだいたい5,000円くらい相場の開きがあります。(記事執筆時点)
出品されている商品の状態にもよりますが、間違いなくAirPodsの第1世代の方が安く手に入ります。
- 「Hey Siri」で起動するメリットがわからない。
- 微々たる性能差なら安い方が良い。
- とりあえずAirPodsを使ってみたい。
こんな人はAirPodsの第1世代がおすすめです。
中古品を購入する際の注意点
イヤホンに限らず中古品を検討する場合は、多少のリスクもあります。
具体的には
- 不良品・粗悪品
- 偽物・類似品
- 取引中のトラブル
などが考えられます。
CtoCの取引になるので出品者とのトラブルや説明になかった不具合などのリスクがあります。
またAirPodsには偽物や類似品が多数ありますので、ある程度自分でわかる人でないと変な商品を掴まされるかもしれません。
そこの判断ができるのであれば、割と運営がしっかりしているので、詐欺に遭っても未然に防ぐことが出来るでしょう。
まとめ
ここまで説明した通り、AirPodsは2年以上経過した割に、そこまで性能が上がっているわけではありません。
Appleもそれを自覚しているから第1世代と第2世代との販売価格をほぼ同じにして、第1世代の販売・製造を中止しています。
あとはワイヤレス充電ケースで差別化をしているという感じですね。
ですので買い替える必要がほとんどないユーザーのためにも、ワイヤレス充電ケース単体の販売を行っています。
Apple Watchの4と5でもチップの名称が違うものの、中身のCPUとGPUは全く同じものを使っていました。
Appleは基本的にブランディングがうまい企業です。
そこまで新しいものを求めなくても、AirPodsの第1世代は十分使いやすいと思います。