おそらくこのページにたどり着いた人は使用しているiPhoneやAndroidスマホが使えなくなったのではないでしょうか。
あるいは単純に興味を持っただけの人もいるかもしれませんね。

昨日まで当たり前に使えていたスマホが、急に使えなくなってしまうと慌てますよね。
心当たりがあればすぐに原因を特定できるかもしれませんが、なにもしていないのに突然使えなくなると「なんで?」となります。

これは自分自身が契約していてもなる場合がありますが、そのときは原因に心当たりはあるはずです。
それ以外では中古のiPhoneやAndroidスマホなどの白ロム端末をインターネットや中古携帯電話屋さんで購入した場合も考えられます。

後者に関しては予期せず起こるのでびっくりするのと同時に、怒りがこみ上げてくるかもしれませんね。
そもそも赤ロムとは何でしょうか。
なぜ赤ロムになってしまうのでしょうか。

赤ロムとは?

そもそもキャリアから契約したiPhoneやAndroidスマホにはネットワーク利用制限という、遠隔でモバイルネットワーク通信に制限をかけられるようになっています。
このモバイルネットワーク通信に対して利用制限がかけられた状態を「赤ロム」と呼び、こうなると電話もできないし、インターネットにもつながりません。

ネットワーク利用制限がかかったかどうかを判別するには各社が専用のWEBページを用意しているので、そちらで確認ができます。

こちらに各端末に割り振られているIMEIという15桁の数字を入力するとキャリアステータスが確認できます。
iPhoneの場合は設定から確認するか、背面、SIMトレイから確認できます。
Androidスマホの場合も設定から確認できるほか、背面もしくはSIMスロットのラベルに記載があります。

ネットワーク利用制限で表示される記号でキャリアステータスがわかります。

  • 「〇」・・・ネットワーク利用制限の対象ではない
  • 「△」・・・ネットワーク利用中ではない
  • 「×」・・・ネットワーク利用制限中
  • 「―」・・・製造番号が確認できないが、ネットワーク利用制限中ではない

このステータスの判定の表記は各社共通で「×」が一般的に言う赤ロムになります。
ではなにが起きるとiPhoneやAndroidは赤ロムになってしまうのでしょうか。

どうすれば赤ロムになるの?

支払いの滞納

多くの人は大手キャリア(docomo、au、SoftBankの3社)で携帯電話を契約する際に、端末代金を分割払いで契約(割引が入るとしても)しています。
これはつまりローン販売、割賦販売になり、この場合の所有権は売主もしくは信販会社になります。
そして契約者はコツコツと割賦金を払っていくわけですが、この支払いが遅れるとキャリアは端末を返せとは言わない代わりに、端末自体を使用できなくしてしまいます。

支払いが遅れたのであれば「ふざけるな」とは言えず、仕方ないですよね。
ただこれはどのくらい遅れたら赤ロム化するのかは詳細はわかりません。

支払いが数日遅れたことにより、通話やインターネット接続ができなくなるものの、利用が一時的に止められる場合は赤ロムではありません。
電話がかかってきた際に「お客様のご都合により、おつなぎできません」のようなガイダンスが流れる状態ですね。
携帯電話料金の未納によるもので、期日内に請求されている金額を支払えば利用は再開されます。

この状態をさらに放置し続け、強制的に解約されてしまってようやくネットワーク利用制限をかけられて赤ロムになります。
ネットワーク利用制限がかかるのは支払いを滞納し続けて、契約不履行となる以外にもあります。

紛失補償

携帯電話会社はいろんな保証オプションを用意していますが、その中に紛失した際に新しく端末を用意してくれる紛失補償があります。
例えばあなたが携帯電話を紛失してしまい、この補償サービスを利用したとしましょう。
新しいiPhoneなりAndroidなりのスマートフォンを受け取り使い始めます。

ある日紛失した携帯電話が見つかったラッキー!と思い、それを使ってみようとしても使えないはずです。
なぜでしょうか?

それは携帯電話会社が新しい端末を渡す際に前のスマートフォンにネットワーク利用制限をかけたからです。
基本的に携帯電話を紛失したら警察に「遺失物届」を出し、後ほど見つかった携帯電話に関しては携帯電話会社に返す必要があります。

ここまではわかりますよね。

この補償を悪用する人からネットオークションなどで購入すると、購入した端末は赤ロムになってしまうのです。
要するにiPhoneやAndroidスマホを売却しておいて、紛失したと偽り補償サービスを受けることで新しい端末をもう1台ゲットできるのです。

これはかなり悪質で、詐欺罪になるので絶対にしないでくださいね。

iPhone限定ですが、ネットワーク利用制限がかかったときに紛失補償を使ったかどうか調べられます。
Apple保証確認」のページにIMEIを入力すると紛失交換となったiPhoneは「交換品のシリアル番号です」と表示されます。

不正契約

これはキャリアにて割賦契約を結んだユーザーが、契約の段階でなんらかの不正を行っており、後ほどそれが発覚した場合に契約した端末に利用制限がかかり赤ロム化するパターンです。
だいたいは虚偽の情報で契約を結んだり、身分証を偽造していたなどが多いと思います。

ネットワーク利用制限がかかったら解除できる?

ネットワーク利用制限がかかって赤ロムになってしまった端末は、その制限を解除してもらうことはできるのでしょうか。
解除してもらいたいと願うユーザーはおそらく制限される心当たりがなく、唐突に使用できなくなったというのが多いと思います。

要するに第三者から白ロム端末を購入して使用している人ですね。
今まで使用できていたのに、突然使えなくなったら困ります。
そしてその原因は自分ではなく元々の契約者のせいなんですから、なんとかこのネットワーク利用制限の解除ができないか奔走します。

しかし結論から言うと一度ネットワーク利用制限がかかった端末は解除できません。

経験上、過去に購入したdocomoのAndroidスマホが紛失補償を使われたようでロックがかかったのですが、このときはdocomoが対応してくれました。
ですがこのロックは赤ロム化したというより、おまかせロックがかかったので対応可能だっただけだと思われます。

キャリアステータスが「×」になったしまったら、そこから変更してもらうというのはかなり難しいでしょう。

赤ロム化したらどうするのか

白ロム販売店から購入したものがネットワーク利用制限がかかった場合は購入したショップに一度問い合わせてみて下さい。
ネットを介した個人間取引で購入した場合は購入者に連絡してみましょう。

個人への連絡が取れない場合は一応、キャリアショップに持ち込んで相談してみましょう。
基本的に端末の利用制限の解決には至りませんが、例えば紛失補償を悪用した人がいればその特定とそのユーザーへ罰則(起訴や損害賠償請求)が科せられるでしょう。

そして残った赤ロム端末ですが、これの利用はかなり限定的になり、Wi-Fi端末として使用するか、非公式でSIMロック解除を行い使用するか、ジャンク品として売りに出すかの3つです。

ネットワーク利用制限とはその会社の回線に制限がかけられるので、Wi-Fiでの利用は可能ですし、SIMロック解除ができれば他社の回線での使用が可能です。
めんどくさい場合はどこかに売ってしまいましょう。

ただ赤ロムの場合はオークションサイトやフリマサイトでの売却も難しいので、買取をやっている業者に売るしかないかもしれません。

白ロム購入は気をつけよう

個人同士の取引や白ロム販売店から購入する際はネットワーク利用制限が「◯」のものを購入しましょう。
キャリアステータスが「◯」であっても100%安全ということではなく、不正契約の発覚や紛失補償の悪用があれば赤ロム化します。

紛失以外でも金策として、分割契約で最新機種のiPhoneやAndroidを契約して端末を売却し、ローンを踏み倒す人もいるので基本的にネットワーク利用制限が「△」のものは危ないです。
ちなみに端末を売る前提で契約するのも犯罪で、逮捕者も出ています。

そういった心配をしたくない場合はiPhoneであればAppleストアで購入できますよね。
同様にAppleから販売されている端末であれば、第三者が販売しているものに利用制限のロックがかかることはありません。
キャリアから販売されていない端末であればキャリアロックがかからないというわけです。

まとめ

私も経験がありますが、白ロムを購入してその端末にネットワーク利用制限がかかるとめちゃくちゃむかつきますよね。
自分が支払いを滞納して最終的に赤ロムになった場合は自業自得ですが……(笑)