ついに新型のApple Watch Series5が2019年9月20日に発売されました。
ぼくは現在Apple Watch Series4を使っているんですが、買い換えるべきかちょっと悩みました。
そこでApple Watch Series4と比較していったい何が変わったのか、どういう機能が追加されたのかを徹底的に調べてみたのでまとめておきます。
Apple Watch Series5は4と比較して何が変わった?
Apple Watch Series4の発売日は2018年9月21日と、ちょうど1年前なのでかなり進化していると期待しますよね。
Appleのデバイスは新型になると必ずチップなどは変わっているとは思いますので、ざっくりと比較してみます。
Apple Watch Series5 |
Apple Watch Series4 |
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ケース材質 カラーバリエーション |
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サイズ |
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プロセッサ | 64ビットデュアルコアS5 | 64ビットデュアルコアS4 |
ストレージ | 32GB | 16GB |
まず材質やカラーバリエーションがかなり増えていますね。
個人的にはGPSモデルを利用しているので、そもそも選択肢に入りませんがこんな感じの色になっています。
左がチタニウムのナチュラルカラー、右がセラミックのホワイトです。
アルミニウム→チタニウム→セラミック→ステンレスという順で重くなりますが、数gなので誤差の範囲だと思います。
Apple Watch Series4ではステンレススチールとアルミニウムのみだったので、金属アレルギーの方は使いづらかったかもしれませんね。
その点チタンやセラミックはアレルギー反応の心配はありません。
※チタンでもアレルギーが出る人がいるので、そうなるとセラミックの方が無難かもしれません。
またApple Watch Series5/4どちらも裏蓋はセラミック製なので、最悪デバイスをシリコンカバーで保護すればアレルギーは出にくくなります。
Apple曰く皮膚への刺激が少ない素材を選んでるとのことですが、出る人は出るみたいですね。
販売価格
Apple Watch Series5の金額はこんな感じになっています。
- 40mm GPSモデル:税別42,800円~
- 44mm GPSモデル:税別45,800円~
- 40mm Cellularモデル:税別53,800円~
- 44mm Cellularモデル:税別56,800円~
ケースや色、バックルなどで金額がかなりややこしく変わるので最低価格から載せています。
GPSモデルからCellularモデルに変更するために+11,000円ほどになってるので、Cellularモデルしかない3モデルは金額が強制的に上乗せされてしまいます。
※ケース材質や色の違いもあります。
実はプロセッサが同じ?
iFixitがApple Watch Series5を分解したところ、実は「S5プロセッサ」と「S4プロセッサ」の中身は全く同じCPU/GPUが内蔵されているそうで、パフォーマンスは変わらないみたいです。
そ、そんなことって……。
ちょっと悲しいですね。
一応ストレージは16GBから32GBと2倍になっていますが……。
バッテリー容量
バッテリー容量は44mmモデルしかわかっていないみたいですが、Apple Watch Series4と比較して1.4%増加しているとのことです。
Apple Watch Series4が291.8mAh(Series3から約4%増加)なので、微増といった感じでしょうか。
ほとんど誤差のような気もします。
機能面では?
Cellular限定でケース材質やカラーバリエーションが増えたのはありがたいのかもしれませんが、正直微妙な感じですね。
あとは機能面の比較で何が変わったのかが気になります。
ディスプレイの常時表示
これは今までのApple Watchにはなかったもので、ディスプレイを表示させるには毎度腕を水平する、物理ボタンを押す必要がありました。
Apple Watch Series5ではこの点が改良されたようで、より実用的な時計に近づいたと言えます。
当初からこの機能を待ち望んでいた人もいたと思います。
この機能は設定からオフにすることができます。
ただ常時表示は正直OSレベルでできそうな気もしますが、省電力などが違うのでしょうか。
一応Series5でもSeries4と同程度の18時間駆動と言われていますが、常時表示を行っているユーザーからはバッテリーの減りが早いとの声が多数上がっています。
そういえば、Apple Watch 5ですが画面を常時表示しない設定にしちゃったよ。バッテリーの消費が早くてどうしても気になっちゃうので。実質4とほぼ変わらない状態になっちゃった。(5にはコンパス機能ありますけれどね。)
— なるせひろのり (@narusehironori) September 30, 2019
Apple watch series 5に変えたけど、バッテリーの減りが鬼速でツラい。1日2回充電とか、時計の体を為していない。
やっぱり常時表示はムリだったんかー。
— Ясуфумик™️(従来型IT人材) (@yasufumic) September 30, 2019
apple watch 5 は常時点灯offでも、4より電池持ち悪い。常時点灯でインフォグラフだと、1時間に5%ずつバッテリー減っていく。常時点灯offでも3%ずつ毎時減っていく
— GM (@GM0510) September 29, 2019
このあたりはOSのアップデートで改善されるとは思いますが、今のところ微妙な報告が多いですね。
ついでに言うと常時表示をオフにすればもっとバッテリー持ち良くなるのではないか?という疑問に対してはその通りみたいです。
その他追加された機能
- 電子コンパス
- 国際緊急通報に対応(Cellular限定)
電子コンパス機能が内蔵されたことにより、地図アプリなどと連動して自分が向いている方角がわかるようになりました。
買い替えるべきか?
今Apple Watch Series4を使っているユーザーは正直買い替えなくてもいいんじゃないかなと思います。
ただ「常時表示じゃないと絶対に嫌だ!」という人は買い替えるべきでしょう。
もっと変わっていると思ったんですけどね。
Series3ユーザーは買い替えるには良いタイミングだとも思います。
新規に購入を検討している人はSeries5を買うべきでしょうね。
今のところAppleはSeries4の販売を終了させていることもあります。
AmazonなどのECサイトではSeries4の取り扱いはありますが、Series5と金額的に変わらないのでそうなるとSeries5を買っておくべきでしょう。
まとめ
今回Apple Watch Series5と4を比較してわかりましたが、AppleとしてはSeries4のマイナーアップデート程度のモデルだと言えます。
公式からSeries4の取り扱いを無くしていることからも、5と4で競合させない意図が感じられます。
パーツもほとんど流用ですね。
そう考えると常時表示というある種大きな変化を加えることで、革新的なデバイスだと見せているのはうまいなと思わされます。
補足するとディスプレイは新しい環境光センサーや電源管理チップの改良、高度なディスプレイドライバーなどは使用されているようです。
あとはOSの方で改善されるとApple Watch Series5ももっと使いやすくなるでしょう。