国内のAndroidスマートフォンには標準装備されていることの多いテレビ視聴機能。
あれってちょっとしたときに便利なんですよね。

ニュースをパッと見たいときとか、何か別の作業をしながら流しておきたいとき、他にも録画するほどでもないけど、ちょっと見たい番組があるなんてときや、自宅にテレビがない人が急にテレビが見たくなったときなどなど利用シーンは数多くあります。

ところでiPhoneやiPadでテレビ視聴ってできるんでしょうか。
もしAppleのスマホやタブレットを使っているのなら試してみてください。

多分知っている人も多いと思いますが、iPhoneやiPadではテレビの視聴ができないんです。
それでも、本当はテレビを見る方法はあるんじゃないの?と思った人は鋭いですね!

実はある方法を使えばiPhoneやiPadでもテレビが見れるんです。

iPhoneでテレビを観る方法

チューナーを使用する

iPhoneでテレビを視聴する簡単な方法としては、携帯型のワンセグチューナー、フルセグチューナーがあります。

通常のものだと使用できないので、iOSに対応しているチューナーでないといけません。
またチューナーによってはOSのバージョンによってはワンセグやフルセグの視聴賀できない可能性があるので、事前に調べてから購入するか、返品可能なAmazonで購入するのが良いでしょう。

このiOS対応モバイルテレビチューナーは結構評判良さそうですね。


モバイルTVチューナー

こちらはフルセグが入らない地域では自動的にワンセグに切り替わるので簡単に扱えます。

チューナーを接続する必要があるので、そこまで大きくはないものの携帯性に少々欠けるのがデメリットですよね。

持ち運びにくいと言っても、自動車や電車などで移動する際なんかは全然有効活用できます。
キッチンや寝室にiPadを置いてテレビを見るのであれば、全然気にならないのでかなりおすすめです。

自宅でテレビを見るようにするのであればチューナーは手軽にできるのでおすすめです。
リアルタイムでテレビ視聴ができるので、ツイッターや匿名掲示板などの実況にも参加できますよ!笑

アプリで視聴

ちょっと求めているものと違うかもしれませんが、見逃したドラマやバラエティなどのテレビ番組を配信しているアプリがあるので、そちらを利用すればiPhoneやiPadでもテレビが視聴できます。

外部接続する受信機のようなものはいらないので、初期費用もかからずもっとも手軽に見れるのですが、見逃し配信などのためリアルタイム放送で見たい人にはおすすめできません。
※以下アプリへのリンクなっています。

ワールドカップやオリンピックなどスポーツ中継をリアルで見たい人もいると思うので、そういった場合はAbema TVなどを有効活用してみてもいいかもしれませんね。
上記のアプリはテレビ番組であれば基本的に全て無料で利用できます。

Abema TVに関しては従来のテレビ放送が見れるわけではありませんが、オリジナルのチャンネルが多数あるのでテレビ番組の代用とすることも可能です。
Abema TVは無料のベーシックプランと有料のAbemaプレミアムプラン(月額960円)がありますが、リアルタイムの番組視聴であれば無料で充分だと思います。

スポーツ中継

スポーツ中継の視聴であればDAZNがおすすめです。
有料ではありますが、スポーツコンテンツは130以上で、年間10,000試合以上が見放題です。

日本国内外のサッカー、野球が当たり前に見れる以外にもバスケやテニス、ゴルフなどかなりのスポーツ番組を放送しています。
iPhone、iPad単体での録画もできるので、気に入ったシーンなどを保存したり、共有したりできるのも嬉しいです。

毎年盛り上がっている甲子園はスポーツブルで全試合視聴可能です。
スポーツブルは無料なのでおすすめです。
高校野球ファンは絶対に入れておいた方がいいアプリです。

ネットワーク対応HDDで視聴

ネットワーク対応のハードディスクドライブがあれば、外出先でも録画したテレビ番組をリモート視聴できます。

こういうのがあると、本当に便利になったなと実感します。
録画する番組が多かったり、普段忙しかったりするとなかなか録画した番組を見るのが難しいんですよね。
今までなら録画した動画をiPhoneやiPadで見れるファイルに変換して本体に移せば、外出先でも見れましたが、もうそんなめんどくさい作業をしなくても良いんです。
録画しておけば外出先からでもスマホやタブレットで見れちゃうんです。

ハードディスクドライブレコーダーもいけます!

HDDを搭載レコーダー、実はこれが一番便利というかテレビをどこでも見れるようにする理想の方法だと思うんですが、導入コストがある程度かかるのがデメリットになります。

主要メーカーの上位モデルのレコーダーなら「常時録画」というのがだいたいついているので、いつでも外出先からテレビが視聴できると言えるでしょう。
また機種は限られますが、受信しているテレビ番組を外出先でリアルタイム視聴ができます。


パナソニック 4TB 7チューナー ブルーレイレコーダー 全録 6チャンネル同時録画

インターネットさえ繋がっていれば、海外からだってリアルタイムで日本のドラマを視聴できますよ。

スマートフォンから遠隔で操作でき、今後録画しておくものとかを決められるのも地味に便利です。
テレビの大画面で操作するのって疲れるんですよね。
なんか動作遅いですし……。

デメリットとしてはWi-Fi環境下じゃないとデータ通信量がやばいってことくらいですね。
ただそれも大容量プランなら問題ないでしょう。
Wi-Fiルーターを持ち歩くというのも一つの方法かもしれません。

設備投資としても、家にレコーダーを設置するついでと考えればそこまで大きいわけでもないので、家のレコーダーがそろそろ古くなっていて、使い勝手をさらに良くしたい人にはおすすめです。

リビングにテレビを1台、レコーダーを1台あるだけで、あとは家庭内のWi-Fiを経由して、キッチンや寝室などどこでもテレビをリモート視聴できるのは便利すぎますよね。
もうチャンネルの取り合いなんて起きないのか……と考えると少し寂しい気もしますが(笑)

iPhoneやiPadにワンセグやフルセグを搭載しない理由

どうしてiPhoneやiPad自体にワンセグやフルセグを搭載しないのでしょうか。
iPhoneやiPadにワンセグやフルセグなどの機能を実装するのは、技術的にそこまで難しいことなんでしょうか。

いいえ、そんなことありません。
テレビを視聴する機能自体ガラケーの時からありましたし、やろうと思えば簡単なはずです。

ではAppleがテレビを見せないようにしているのでしょうか。

というと、そういうわけでもありません。

じゃあなぜ実装されないかというと、単純にワンセグやフルセグって日本独自の技術なんですよね。

おサイフケータイにしてもかなり便利だとぼくは思うのですが、あれも日本独自の技術です。

最近ようやくFelicaではないですけど、似たような機能のApple PayがiPhoneに実装されました。

でもワンセグ・フルセグは難しいでしょうね。
というのもテレビのデジタル放送というのはかなりの規格があり、それらすべてに対応できるテレビチューナーを搭載するというのが現実的ではないのです。

ですから、テレビが見たいという場合は上記の方法で視聴するか、Android端末を持つという方法になりますね。

まとめ

「iPhoneでテレビを見るのは暇つぶしのためである」という人は、積極的にお金をかけたくはないと思いますので、アプリなどでテレビ代わりに視聴するのがおすすめです。
割と最近のドラマとかバラエティ番組なんかも見れますからね。
ただリアルタイムでは見れず、ちょっと遅れて視聴可能になったり、期間が限定されていたりします。

逆に特定の番組を外出中でもリアルタイムで見たいという人や、ある程度お金をかけてもいい人は外出先でも視聴可能なレコーダーを自宅に設置するのがおすすめです。
正直、候補として紹介した外付けのチューナーはあまりおすすめはしませんが、簡易的にテレビを見るのであれば適していますので、どう使うかで視聴手段を決めるのがいいと思います。

しかし本当に、iPhoneやiPadなどの携帯デバイスでも利用できるテレビの視聴環境は整ってきたんだなと感じますね。