スマートフォンは今やほとんどの人が使用していますよね。
でもスマートフォンって言うのも書くのもちょっと長いなーと思っている人は多いはずです。
ですので省略して呼称するわけですが、『スマホ』か『スマフォ』どちらが正しい呼び方なのでしょうか。
スマフォが充電出来ない( ˘ω˘ )
— たなか ボノ氏 (@__9_BoNotter) 2019年3月10日
よし、やっとスマホ触れた!
疲れ果てた!!
— レンヤ (@renya0002) 2019年3月10日
Twitterなんかでも表記が分かれていますが……。
『スマホ』と『スマフォ』どっちが正しい?
『スマホ』と『スマフォ』だと多く聞くのはスマホだと思います。
ぼくも実際に使うとしたらスマホですが、正式名称は『スマートフォン』なので略称はスマフォではないのかという人が一定数いるはずです。
いや、そもそもスマートホンなのか?
英語にするとsmartphoneになりますよね。
phoneの日本語カナ表記で揺れる単語ではこういったものがあります。
- スマートホン・スマートフォン
- イヤホン・イヤフォン
- インターホン・インターフォン
- アイホン・アイフォン
どう使い分けていますか?
ぼくは上記の単語であれば、スマートフォン、イヤホン、インターホン、アイフォンと言っています。
アイホンってなんだか抜けた感じで可愛くなっちゃいますね(笑)
『スマホ』と『スマフォ』どっちが一般的?
言葉の呼称でどちらが正しいのかというのは難しく、市民権を得れば正式名称として使われる場合もあります。
誤用が広まって正式採用されたりしますからね。
ですので一般的にどちらが多く使用されているのか、どんな表記がされているのか、いろいろとデータを見ていきたいと思います。
Google検索での結果
まずはGoogle検索で表示される(インデックスされている)ページの数です。
- スマホ
約 527,000,000 件 - スマフォ
約 6,840,000 件 - スマートホン
約 3,660,000 件 - スマートフォン
約 506,000,000 件
記事執筆時点で完全一致検索をしています。
こうみるとインデックスされているページが多いのは圧倒的に『スマホ』なんですね。
90倍近い差が出ています。
しかもスマフォで検索するとGoogleさんから「もしかして: ”スマホ”」なんて言われてしまう始末。
逆に省略しない単語では『スマートフォン』が多いのがわかります。
続いて実際にGoogleで検索されているキーワードを見てみたいと思います。
Googleトレンドの結果
数値は若干の変化がありますが、傾向としてはほとんど無視していいレベルです。
- スマホ95に対して、スマフォ1未満
- スマートフォン10に対してスマートホン1未満
一般的にどちらが使われているのかは歴然です。
Wikipedia
誰でも編集できるものはありますが、Wikipediaにも表記があったのでご紹介しておきます。
ページを確認すると冒頭に『略称は「スマホ」。』と書かれていて、スマフォという単語はページ内に存在しませんでした。
うーん、ここでもスマホが優勢ですね。
携帯キャリア
ドコモ、au、ソフトバンクなどの携帯キャリアがどういった表記をしているかHPを見てみると、どの会社も『スマホ』となっていました。
スマートフォンを取り扱っているところが『スマホ』と書いているのはかなり強力です。
NHK放送文化研究所
公共放送は極力広く認知されている用語を使うように、基本的に表記を統一しています。
日本語だけでなく外来語もどんどん増えるので、表記に関してもある程度ルールが設けられているんですね。
①原則として、「ファ・フィ・フェ・フォ」と発音し、表記する。
なお、「ファ・フィ・フェ・フォ」の発音は、原音のような歯と唇を使った発音ではなく、両唇を使った日本語としての発音で差し支えない。
②慣用により[ハ・ヒ・ヘ・ホ]と発音することが一般的と考えられる語は、「ハ・ヒ・ヘ・ホ」と書く。引用元*
このルールに則り、smartphoneはスマートフォンと表記されています。(①)
earphoneはイヤホンと表記されています。(②)
では略語であるスマホに関して同機関はスマホが定着しているとして、『スマホ』と表記しているそうです。
またその定着理由としてスマフォよりスマホの方が発音がしやすいからとのことです。
まとめ
いろいろと見てみると『スマフォ』よりも『スマホ』のほうが多くの人が使っているという結果になりました。
でもスマフォという表記が間違いなわけではないし、どっちを使ってもいいんです。
使いたい方を使いましょう。
ちなみにスマートフォンが登場した際には『スマフォ』や『スマフォン』などの略称も少数ながらあったそうな……。