iPhoneX以降はホームボタンがなくなってしまいましたが、ホームボタンがなくても慣れたら使いやすいよという声はインターネット上やぼくの周りでも結構聞きます。
確かに慣れてしまえばその通りなんですが、「どうしてもホームボタンないと不便」と思っている人も一定数いると思います。
今までずっとiPhoneとホームボタンはセットでしたからね。

iPhoneXS、XS Max、XR含めX以降のiPhoneにホームボタンを追加できるならしたくないですか?
そういった部分も一応用意されているんです。

iPhoneX、XS、XS Max、XRのホームボタンの追加方法

ホームボタンの拡張パーツ

iPhoneXが発売されたときに、同じようにホームボタンがなくなったことを悲しんだ人がいました。
そこでiPhoneにホームボタンを追加する拡張パーツがリリースされました。
※Appleから発売されているわけではありません。

こちらの製品は一応Amazonでも販売されていますが、評価がないところなどからきちんと使えるのか不安な部分もあります。

そしてもう一つ、英語でのレビューを読む限り、イヤホンジャックは結局一度デジタルに変換されているため、アナログのイヤホンジャックを挿したときになる音とは違うという内容が書かれています。
そこを期待するのであればこちらの製品は買うべきではないのかもしれませんね。

また面白そうなので買って使ってみようと思うかもしれませんが、常時このオプションパーツを繋いでiPhoneを使用するのは不便すぎてあまり現実的ではありません。

他にiPhoneのホームボタンを追加する方法はないのでしょうか。

仮想ホームボタンの追加設定

実はiPhoneにはホームボタンを追加する機能があったんです。
「そういえば……」と思い出した人もいるかもしれませんね。

iPhone7、8ではホームボタンがセンサー式の疑似的なホームボタンでしたが、それ以前のiPhoneは物理ホームボタンでした。
あれが好きというのは一旦置いておいて、物理ホームボタンの弊害としては使用し続けるとホームボタンが効きにくくなるというもの。

とくにiPhoner4S以前は完全に反応しなくなることが多かったように思います。

そんなときに使用するのが仮想ホームボタンです。
これを使用すればホームボタンがないiPhoneX、XS、XS Max、XRでもホームボタンを追加することができます。

【追加手順】
「設定」→「一般」→「アクセシビリティ」→「AssistiveTouch」を開いてオンにすると白っぽい丸が画面上に出現します。

白い丸をタップすると設定しているメニューが展開されます。
任意の場所に置いておけるので、指でタッチしやすい場所に移動させておきましょう。

「AssistiveTouch」の便利な設定

デフォルトの「AssistiveTouch」の設定では、白い丸をタップする度にメニューを展開してしまい、ホームボタンを押すのに2回の動作が必要です。
そこでカスタムアクションの設定でシングルタップにホームを割り当てます。
こうしておくと白い丸をシングルタップするとホームボタンと同じジェスチャーをしてくれます。

  • シングルタップ:ホーム
  • ダブルタップ:マルチタスク
  • 長押し:Siri

このように設定しておくと、今までのホームボタンと同じ使い方ができます。

これで一件落着かと思いきや、ゲームをしているときや動画を全画面で観ているときも、仮想ホームボタンは画面上に表示されているのってちょっと嫌ですよね。
そこでショートカットに「AssistiveTouch」を割り当てます。
これでサイドボタン(電源ボタン)をトリプルクリックすると「「AssistiveTouch」を出したり消したりできるのでとても便利です。
(8以前のショートカットはホームボタンをトリプルクリックでした)

また仮想ホームボタンがちょっと目立つなという場合は、「待機状態時の不透明度」を変更すると待機状態の仮想ホームボタンの不透明度を調整できるので、こちらもお好みで調整しておきましょう。

完全に見えなくすることはできないのですが、一番目立たなくする(15%)とこんな感じです。
この状態で画面中央下部に配置しておくと、まるでホームボタンを埋め込んだ状態になります。

不透明度を最大まで下げているので、よく見ないとわかりませんね。

まとめ

最初に紹介した外付けのホームボタンはまじでおすすめしませんが、仮想ホームボタンとして充分に機能する「AssistiveTouch」は本当におすすめです。
ある程度自分好みに設定できるカスタマイズ性もあるので、別にホームボタンはいらないと思っている人でもスクリーンショットやSiriを割り当てておくととても便利になります。
どういう設定をすれば便利に使えるようなデバイスになるのかという部分も面白いですよね。