iPhoneやAndroidスマートフォンを使用しているとたまにSIMフリーという単語を聞いたことがあると思います。
SIMフリーってなに?と思ったあなたは意外と正常です。
日常会話であまり使わないですからね。

そしてとくに知らなくても問題ありません。

でもこのページに来たからにはしっかりと説明させて頂きます。

SIMフリーとは?

だいたい間違った回答としては「SIMフリーとはどこの通信会社でも使用できる」という認識があります。

でも日本国内においてiPhoneや特定のスマホであれば間違っていないので、半分正解です。

厳密にはSIMフリーとはSIMロックのかかっていない端末のことです。
これだけの説明だといまいち意味がわからない人がいるかもしれませんので、もう少しかみ砕いて説明します。

まず私を含め多くの人たちはdocomoやau、SoftBankなどの通信会社と契約して電話番号を借りています。
この通信事業者をキャリアと言います。

各キャリアから販売(契約必須)されているiPhoneやスマートフォンには、他の通信事業者で使用できないようにロックがかけられています。
例えばdocomoで契約したスマホはauの通信回線で使用できず、その逆も同様です。
(ごく稀に例外がありますが、大手キャリアではまずありません)

この他社の回線で使用できないようにしているロックをSIMロックといいます。

これでSIMフリーの意味がわかったと思います。

SIMフリーでも全キャリアでも使えないのはなんで?

SIMフリーだったらdocomoでもauでもSoftBankでもどこでも使えるんじゃないの?と思ったあなたは鋭いですね。
それは良い疑問です。
ちなみに使用できるものとできないものがあります。

国内に流通しているiPhoneに関して言えば、SIMフリーだとどこのキャリアでも使用できます。
問題はAndroidスマホですね。

最近は4G LTEが普及しているので、大手キャリアで共通の周波数帯というのは存在します。
ですが、2018年現在この電波をメインに使用できるのは都市部が中心となっています。

都市部から離れたり、山間部だったりするとこの4G LTEが掴めず3G(プラチナバンド)に切り替わるわけですが、この3Gが各キャリアでバラバラなので使えなくなってしまいます。

これがSIMフリーであっても、どこのキャリアでも使えない理由になります。
逆に都市部だけで使用するのであれば、そこまで関係ないのかもしれませんね。

SIMロック解除とは?


SIMフリーと同様にSIMロック解除という単語を聞いたこともある人がいるかもしれませんね。
でもここまでの説明を読んでいれば簡単にわかると思います。

つまり各キャリアが他のキャリアで使用できないようにSIMロックをかけており、そのロックを解除してSIMフリーにすることをSIMロック解除と言います。

ではSIMロック解除とSIMフリーは全く同じなのでしょうか。

SIMロック解除とSIMフリーの違いは?

最後にSIMロック解除とSIMフリーの違いが気になる人がいるかもしれないので、その説明をして終わろうと思います。
まずiPhoneから説明すると、Appleで購入できるiPhoneもキャリアで販売されているiPhoneも同じものになります。

違いがあるとすれば、キャリアのiPhoneはネットワーク利用制限をかけられるくらいしか違いがありません。
(iPhone5以前はdocomo/SoftBankとauは使える周波数帯が違い、iPhone自体が別物でした)

ただあるとすれば海外のAppleストアで販売されている一部のiPhoneには技適マークがない場合があり、そこは大きな違いです。
iPhoneだけではなく、海外のAndroidスマホも同じです。


<技適マーク 新・旧>
日本国内で使用するのであればこの技適マークがないと電波法に違法してしまう可能性があるのですが、海外から輸入したスマホだと技適マークがない場合があるので注意が必要です。

  • 電波法違反
    1年以下の懲役又は100万円以下の罰金
  • 重要無線通信妨害
    5年以下の懲役又は250万円以下の罰金

この罰則は技適マークがないだけでは該当しないのですが、技適マークがないということは違法の可能性があるという認識は必要になるでしょう。

それともう一つ、AndroidスマホのSIMフリースマホとSIMロック解除スマホには大きな違いがあります。
まずSIMフリーのものを探そうとするとほとんどが海外輸入になってしまうので、そういう意味ではSIMロック解除とSIMフリーでは周波数帯やおサイフケータイやワンセグ/フルセグなどの日本独自の機能の違いがあげられます。
また最近ではHuaweiやASUSが国内版のSIMフリー端末を販売していますが、やはり日本独自の機能は搭載されていません。
グローバルに展開しているので、今後も日本の小さな市場のために搭載するとも思えません。

まとめ

まとめてしまうとSIMロック解除スマホもSIMフリースマホもどちらも同じと理解してもらって問題ありません。

あとiPhoneユーザーは基本的には気にしなくていいのですが、AndroidスマホのSIMフリー、SIMロック解除端末には注意が必要です。
各キャリアから出ているスマートフォンは各キャリアに最適化されており、SIMロック解除のスマホを他社SIMで使用すると上述した電波の入らない地域が出てきます。
ただし、これに関してはSIMロック解除だけでなく、SIMフリーであっても使用できない周波数帯があるので、各キャリアで使用できるかどうかは対応周波数帯(バンド)を確認する必要があります。

このへんがかなりややこしいというか、バンドを覚えていないといちいち照合するのがめんどくさいんですよね。
ただ最終的にSIMフリーもSIMロック解除もほぼ同じ意味合いになるのでそこまで気にせず、同じ端末として扱っていいと思います。
あとは技適マークがあるかどうかや、使用するSIMカードが対応しているかどうかの方が重要になってきます。