先日Appleから新しいiPad miniの発表がありましたね。
2015年以来なので随分と時間がかかりましたが、iPad mini 4の後継機がついにリリースされるとなると、あのサイズを待ち望んだ人たちは歓喜したと思います。
でもiPad miniのサイズは嬉しいのに、なんだろうこのもやもやは……。
もちろんmini愛好者としては嬉しいんでしょうけれど……。
この何とも言えない「もやもや」を言語化してみようと思います。
iPad mini 5は欲しい人もいると思うので、買うべきなのかも迷ってしまいますよね。
iPad mini 4とiPad mini 5の比較
iPad mini 4 | iPad mini 5 | |
ディスプレイサイズ | 7.9インチ | |
解像度 | 2,048×1,536ピクセル(326ppi) | |
ディスプレイ仕様 |
|
|
筐体サイズ | 203.2×134.8×6.1mm | |
重量(Wi-Fiモデル) | 298.8g | 300.5g |
プロセッサ(SoC) | A8 | A12 Bionic |
メモリ | 2GB | 不明(3GBと予想されている) |
Apple Pencil | 非対応 | 対応(第1世代) |
Bluetooth | 4.2 | 5.0 |
認証 | Touch ID | |
アウトカメラ | 800万画素 | |
インカメラ | 120万画素 | 700万画素 |
イヤホンジャック | ○ | |
カラー | ゴールド、シルバー、スペースグレイ | |
容量 | 128GB | 64GB、256GB |
販売価格(Wi-Fiモデル) | 45,800円 | 45,800円、62,800円 |
比較してみると、ディスプレイ仕様や内部のSoCやBluetoothなどがアップグレードされていて底上げされたのがわかります。
RAMも恐らくベンチマークスコアから予測すると3GBが濃厚です。
またApple Pencilにも対応しているものの、旧型の第1世代だったり、USB Type-CではなくLightningのままになっています。
イヤホンジャックがそのままなのは、嬉しいような気もしましたが、冷静に考えるとぼくはiPadでイヤホンを使うことあんまりないですね。
性能はあがったけどがっかり……
ニューラルエンジンを搭載しているA12 Bionicが採用されたのはとっても嬉しいんですが、外観はiPad mini 4をそのまま一緒なので、そこまで大きな変化がありません。
「3年以上待たされて、これかい?」というのは誰しもが思うはずです。
確かにデザイン的にはiPad miniって大きく変わってはきていなかったですよ。
それでもiPad mini 3からmini 4では結構な軽量化がされていたのに、今回はむしろ重くなっている……。
やる気が感じられなくて、すごく期待した割にはなんというか肩透かしを食らった気分ですね。
予想通り、生産をキャンセルしたiPhoneXR用に調達していた部材のうち、キャンセルが難しいA12チップとメインメモリ3GBが山と積み上がってしまって、iPad mini、iPad AIRを作ることになったって感じかねえ。
— さどけん (@sadoken12) 2019年3月19日
余った部品の寄せ集めか。
「もやもや」の原因はこれでした。
欲しい人は買うべきか?
現在Appleからは5つのラインナップのiPadが出ていますが、この片手で持てるちょうどいいサイズはminiにしかありません。
iPad miniシリーズを使用している人なら買うべきか迷っている人も多いはずです。
実際にiPad mini 5を欲しい人は買うべきなのでしょうか。
価格、サイズ重視
サイズでどうしても妥協できない人はiPad mini 5を買うべきでしょう。
最新のA12プロセッサを使用していて、この価格というのもかなり安く感じられます。
これはiPhone SEにも同じことが言えますが、iPhone SEのサイズでないと使いにくいという人は、筐体がそのままでSoCやメモリなどの内部を刷新してくれるだけでも大歓喜です。
そのまま使用しているとどうしても処理が追い付いてこなかったり、アプリによってはもたつきが感じられます。
そんな理由でiPad miniファンの方々は欲しいなら買うべきだと後押ししておきます。
逆にiPad miniファンじゃないのであれば、買うべきでもないとぼくは思います。
タブレットって実際にポケットに入れたりするわけでもないので、スマホが大画面化している昨今、miniの大きさがそこまで重要ではないという人ですね。
スペック、機能重視
iPad miniと言ってももっと新機能や変化が欲しかったという人からすると、今回のmini 5はがっかりした人も多いはずです。
iPad Pro 11インチであればベゼルレスデザインでホームボタンがなく、さらにUSB Type-C、Apple Pencil第2世代にそれぞれ対応しています。
スペックや機能面を考えると、iPad mini 5よりもiPad Pro 11インチを購入した方がいいという人もいるでしょう。
サイズが妥協できるかどうかというところでしょうか。
ぼくが欲しい人はそこまで多くないと思う理由は、iPad mini 5を欲しい人は流用された部品、機能にがっかりしてiPad Proに流れる可能性があるからです。
今使用しているiPad mini 4くらいが新しく買い替えるべきかかなり迷ってしまいますよね。
まとめ
今回のiPad mini 5は正直マイナーアップデートレベルだと思っています。
このサイズだからこそ、ベゼルをもっと小さくして大画面化を図ってくれたら買う人めちゃくちゃ多いと思うんですよね。
個人的にタブレットってバッグや鞄に入りさえすれば、ある程度の大きさや重さの違いってそこまで大差ないと思っています。
それでもiPad mini 5は片手で持ちながら扱えるという点では優れていますよね。
今回のモデルではApple Pencilが使えるので、ノートとして使うならかなり便利なのではないでしょうか。
まぁ、イラストなんかを描くのは辛いかもしれませんが……。
日本人としては小さいサイズがいいのか、ネット上を見ているやっぱり欲しいという人が結構いましたね。