iPadの中でもハイスペックシリーズに位置付けられているiPad Pro。
端末内に搭載されているSoC、カメラ、スピーカーなど他のiPadに比べると高性能になっています。
そのiPad Proには大きさがいくつかあるんですが、知らない人からするとどれを買えばいいのか迷ってしまいますよね。
新しいiPad Proが出る度にシリーズが増えてややこしくなるので、どのサイズがおすすめかをこちらの記事でまとめておきたいと思います。
iPad Proはこんなにサイズがある
まずiPad Proの大きさのラインナップは5種類あります。
- 9.7インチ
- 10.5インチ
- 12.9インチ
- 11インチ(ベゼルレス)
- 12.9インチ(ベゼルレス)
厳密にいうとベゼルがある12.9インチも第1世代と第2世代がありますが、サイズは同じなのでここではまとめて12.9インチとしておきます。
すべてのシリーズでApple Pencilが使用可能です。
スピーカーも4基搭載されているので、音にも迫力があります。
iPad Pro 9.7インチ
2016年3月に発売されたiPad Proの9.7インチです。
サイズはiPad AirやiPadとほぼ同じで、iPad Proの中では一番小さいモデルです。
iPad Pro 9.7インチのスペック
- SoC:A9X
- メモリ:2GB
- ストレージ:32GB、128GB、256GB
- インカメラ:500万画素
- アウトカメラ:1200万画素
- サイズ:240.0mm×169.5mm×6.1mm
- 重さ:437g(Cellular 444g)
- 認証:Touch ID
価格的にはかなり安くなっているので、なるべく金額を抑えたい場合はこちらがおすすめです。
中古品でも50,000円を切る安さなので、一番新しい無印iPadを買うくらいならiPad Proを買った方が幸せになれると思いますよ。
またApple公式でも整備済製品が発売されており、価格も他のiPad Proに比べるとかなり安いです。
Wi-Fiモデルの32GBで税込54,864円です。
iPad整備済製品とはAppleにてバッテリーと外装が新品に交換され、1年間の保証も従来通りついているものです。
iPad Pro 10.5インチ
2017年6月に発売されたiPad Proの10.5インチです。
iPad Pro9.7インチよりもディスプレイが20%大きくなり、ベゼル幅が40%狭くなっています。
iPad Pro 10.5インチのスペック
- SoC:A10X Fusion
- メモリ:4GB
- ストレージ:64GB、256GB、512GB
- インカメラ:700万画素
- アウトカメラ:1200万画素
- サイズ:250.6mm×174.1mm×6.1mm
- 重さ:469g(Cellular 477g)
- 認証:Touch ID
個人的に持ち運ぶのであればこのサイズが一番おすすめです。
9.7インチと比較しても重さやサイズはほとんど変わらずに画面が大きくなっているのもありがたいです。
そしてSoCが大幅にパワーアップしているので、処理性能も格段に向上しています。
第2世代のTouch IDが採用されているので、指紋認証も若干早くなっています。
iPad Pro 12.9インチ
ベゼルのあるiPad Pro 12.9インチには2015年に発売された第1世代と、2017年に発売された第2世代があります。
iPad Pro 12.9インチ(2015)のスペック
- SoC:A9X
- メモリ:4GB
- ストレージ:32GB、128GB、256GB
- インカメラ:120万画素
- アウトカメラ:800万画素
- サイズ:305.7mm×220.6mm×6.9mm
- 重さ:713g(Cellular 723g)
- 認証:Touch ID
iPad Pro 12.9インチ(2017)のスペック
- SoC:A10X Fusion
- メモリ:4GB
- ストレージ:64GB、256GB、512GB
- インカメラ:700万画素
- アウトカメラ:1200万画素
- サイズ:305.7mm×220.6mm×6.9mm
- 重さ:677g(Cellular 692g)
- 認証:Touch ID
全iPad Proの中でも一番サイズが大きいモデルです。
イラストや編集作業などで大きいディスプレイが必要で、なるべく低価格に抑えたい場合はこちらの12.9インチモデルがおすすめです。
中古であれば第1世代も比較的に安価で入手可能になっています。
『iPad Pro 12.9インチ(2015)』
iPad Pro 11インチ
2018年11月に発売されたiPad Proの11インチです。
10.5インチの後継として発売されたモデルで、デザイン自体も大きく変更されており、ホームボタン(Touch ID)とイヤホンジャックが廃止されています。
あとインターフェースがLightningからUSB type-Cに変更されました。
この違いはかなり大きいですね。
iPad Pro 11インチのスペック
- SoC:A12X Bionic
- メモリ:4GB(1TBのみ6GB)
- ストレージ:64GB、256GB、512GB、1TB
- インカメラ:700万画素
- アウトカメラ:1200万画素
- サイズ:247.6mm×178.5mm×5.9mm
- 重さ:468g
- 認証:Face ID
10.5インチと重さはほぼ同じで、ディスプレイのサイズが拡張されており、かなりスタイリッシュになりました。
デザインも賛否両論あると思いますが、ぼくとしてはかなりかっこいいです。
イヤホンジャックやホームボタンがなくなったのはかなり評価がわかれるところですね。
iPad Pro 12.9インチ(ベゼルレス)
2018年11月に発売されたiPad Proの12.9インチです。
11インチのサイズ違いで、サイズ以外の基本性能はほぼ同じです。
iPad Pro 11インチのスペック
- SoC:A12X Bionic
- メモリ:4GB(1TBのみ6GB)
- ストレージ:64GB、256GB、512GB、1TB
- インカメラ:700万画素
- アウトカメラ:1200万画素
- サイズ:280.6mm×214.9mm×5.9mm
- 重さ:631g(Cellular 633g)
- 認証:Face ID
画面のサイズは今までの12.9インチと同じですが、ベゼルレスデザインにより大きくサイズダウンしています。
重さも40g以上軽くなっているので、若干持ち運びやすくなってはいますが、このサイズのiPadは外で使うには不向きと言えますね。
iPad Proのサイズ比較
iPad ProはiPhoneのPlusやMAXのようにだいたい同じ性能で2つのサイズを展開しています。
現時点で3世代を経ているので、小さいモデルと大きいモデルでわけて比較してみます。
重い作業をするのであっても、11インチだとかなりハイスペックなので問題はないでしょう。
あとはどのくらいのディスプレイサイズを求めるのかで変わってきます。
9.7、10.5、11インチの小さいモデル
400g程度の重さで持ちながら作業ができなくもないサイズですね。
持ち歩いて手軽に使いたい場合はこちらの小さいサイズをおすすめします。
小さいモデルの中では基本的に重さは大した差はないので、どれくらいの性能を求めるのかで若干変わってきます。
9.7インチ→10.5インチ→11インチと右に行くにつれて高性能になり、端末代金も高額になります。
なるべく高性能がいいのであれば10.5インチか11インチになりますが、イヤホンジャックやホームボタンの有無が大きな違いですね。
漫画や動画、地図などを大きい画面で見たい程度であれば小さいサイズのiPad Proでも十分きれいに見れるので、極力大きい画面じゃないと不便って人以外はこちらで十分かと思います。
12.9インチの大きいモデル
このサイズで使用したい場合は大画面で編集作業をしたり、動画を視聴したりしたい人向けです。
またノートパソコンのように使いたい場合はこちらがおすすめです。
第1世代→第2世代→第3世代と右に行くにつれてサイズが小さくなり、高性能になりますが、その分端末コストも高くなります。
こちらも同様に第3世代の12.9インチだとイヤホンジャックやホームボタンがなくなっています。
12.9インチの大画面が必要だけど、少しでもサイズや重さを軽くして持ち運びやすくしたい人は第3世代が間違いなく良いでしょう。
ただ第3世代で軽くなったとは言っても12.9インチのiPadはノートパソコンを持ち歩くのとあまり変わりません。
普段ノートパソコンを持ち歩いているけど、iPadで代用しようかなって人だとまじで12.9インチおすすめです。
まとめ
最新のiPad Proはもうめちゃくちゃ高額になってしまったので、ぼくには手が届きません。
でもノートパソコン代わりにもなるくらいのスペックを備えているので、そういった使い方をする人だと最新のiPad Proを買っても満足できるんじゃないでしょうか。
ハイスペックや新しいデザインを追い求めないのであれば、10.5インチや旧型の12.9インチでも十分仕事をしてくれます。
あとはやはり金額との相談ですよね。