普段Androidスマホを利用している人はおサイフケータイを使っていますか?
何年か前から中国のQRコード決済が爆発的に流行して、それを日本のWEBメディアでも取り上げていますが、日本はもっともっと前からおサイフケータイを携帯電話に搭載しているんです。
結局は普及するかしないかは、いろいろな原因や背景があるんですね。

さて、そんな感じであまり浸透していないおサイフケータイをぼくは非常によく利用するのですが、その中にモバイルSuicaというのがあります。
これはおサイフケータイのFelicaにクレジットカードや銀行口座を登録して、Suicaのアプリにチャージして支払いを行います。

Suicaなので交通機関に乗れますし、交通系IC決済が可能な店舗であれば、そのままスマートフォンでお支払いができます。
ちなみにオートチャージはJR東日本が発行しているクレジットカードのビューカードを使用しないといけないため、ぼくは使用していません。

そんなわけでモバイルSuicaにチャージされている残高というのは一応気にしています。
その残高の確認方法はAndroidのウィジェットで簡単に表示されていました。

スイカをタップするとスイカが割れて残高が表示されます。
これはホーム画面上で画面を切り替えずに残高を表示できるのでとっても便利です。

うーん、かわいい。
ちなみにこのペンギンはアデリーペンギンをモデルにしているのですが実はキャラクター名がないんですよ。
だから呼称はSuicaのペンギンなんだとか……。

うーん、かわいそう。

さてそこで問題は、AndroidのOSのバージョンを上げてからですね。

モバイルSuicaのウィジェットで残高確認が反応しない

完全に理由はわかっているのですが、こういうのはそう珍しいことではありません。
新しいバージョンのOSがリリースされるとアプリの互換性がなく、対応できないんですね。

だいたいメジャーアップデートで起きるので、すぐにアップデートするのを避ける人も結構います。

実際ぼくはモバイルSuica以外にも、ワンタップでWi-Fiやテザリングのオンオフを切り替えるアプリを使っていましたがOSのアップデートとともにだいたい使えなくなります。

そんなわけでモバイルSuicaもアップデートのせいだろうと思い、アプリ側が対応してくれるのを今か今かと待っていました。

一向に改善されず……

待てど暮せど全く改善されず、ずっと反応がありません。
画面上に意味なく存在しているウィジェットほど邪魔なものはありませんよね。

ペンギンちゃんには申し訳ないですけど……。

なんて考えていましたが、もしかしてこれ、端末とアプリの設定の問題なんじゃないかと思い始めました。
そして実際にウィジェット上に残高の表示を出せるようになったので、改善方法を紹介しておきます。

反応しないときの改善方法は?

※Android OS 8.0以上で動作しない場合はこれらの方法で改善するはずです。

バッテリー使用量による原因

  1. 設定
  2. アプリ
  3. モバイルSuica
  4. バッテリー
  5. バッテリー使用量の最適化
  6. モバイルSuicaをOFF
  7. 端末の再起動

省電力機能による原因

  1. 設定
  2. アプリと通知
  3. アプリ情報
  4. モバイルSuica
  5. 省電力機能
  6. モバイルSuicaに省電力機能の対象外アプリ「レ」を設定
  7. 端末の再起動

電池の最適化による原因

  1. 設定
  2. アプリと通知
  3. モバイルSuica
  4. 電池
  5. 電池の最適化
  6. モバイルSuica
  7. 最適化しない
  8. 端末の再起動

ぼくの場合はGalaxy Note8を使用しており「バッテリー使用量による原因」だったようで、改善方法を行った結果無事に表示されるようになりました。
使っている端末機器により、いずれかの原因だと考えられるので、とりあえず上から順番に試していくとおそらく改善されるはずです。

まとめ

OSのアップデートにより、バッテリーの最適化や省電力機能がONになり、ウィジェットが使用できなくなるというのはモバイルSuicaに限らず頻繁にありそうですね。
というのも携帯電話機器を使用する上で、極力無駄な機能を排除してバッテリーの持ちをよくするというのは多くのユーザーにとってメリットになるからです。
一方でバッテリーを多少消費しても便利に使用したいというのも一定数のユーザーのメリットになります。

ただOSのアップデートを行い、なにがどうなったのかというのはユーザーからはわかりにくいので、使用できなくなったアプリのウィジェットがあればその都度対応していく必要がありそうです。