キャリアのiPhoneもiPhone6s以降は条件さえ満たせばSIMロック解除ができるようになりました。
こんなに嬉しい出来事はないですよね。
今のところはもともとの契約者じゃないとSIMロック解除の手続きはできないわけなんですけど、この手続は必ずやっておいたほうがいいです。
現在はdocomo、au、SoftBank(Y!mobile含む)条件を満たしてれば契約者でなくてもSIMロック解除が可能です。
つまりどういうことかというと、中古で白ロムスマホ買ったり、友だちからスマホを譲ってもらったりしたときに、「キャリアが違うから使えないじゃん」というのがなくなるわけです。

まじ最高!神ってますね!

この手続をやる必要がない人はiPhoneをキャリアの下取りに出す人、もしくはiPhoneを捨ててしまう人くらいです。
一応今のところはSIMロック解除すると価値が大幅にあがります。

「一応」とつけたのは、将来的に第三者でも白ロム端末を購入して、SIMロックの解除ができるようになると流通量が多くなり、そこまで価値がなくなってしまうかもしれないからです。
でもWEB上からのSIMロック解除手続きだと費用がかからないので、どちらにしろSIMロック解除をしておく方がお得ですね。

それはわかったのですが、実際にSIMロック解除を行って、端末にとくに変化がないわけですよね。
見た目とかステータスとかとくに確認できないけどどうやって確認するの?

店頭で手続きをすると別料金はかかりますが、きちんと手続きされるので安心ですよね。
一方、自分でWEB上から手続きを行った場合は、「これで解除出来ているのだろうか」と不安になってしまいます。

とくに自分でオークションサイトやフリマアプリで売りに出すなら、尚更ちゃんと解除できているか心配です。

そこでSIMロック解除したあとのSIMフリーになった端末って、それを確認する方法があるのかを説明したいと思います。

Androidスマホの場合はこちらの記事を参考にしてください。
↓↓↓

AndroidスマホのSIMロック解除ができたか、SIMフリーの確認方法

SIMフリーになったか確認する方法

自分の契約のiPhoneであれば、再度WEB上から自分のSIMロック解除手続きを進めると「すでに受付済みの端末です」と表示されるはずです。
各社画面は違いますが、わかりやすいと思います。

ドコモ

au

ソフトバンク

基本的にはこの画面のように「手続き完了」まで到達していれば問題なくSIMロック解除はできているので問題ありません。
WEB上のSIMロック解除は端末を手放して手元に残っていなくても、IMEIさえわかれば遠隔で手続きが可能です。

それ以外にSIMロック解除ができているか確認する場合はどうすればいいのでしょうか。

実はこれを確認する方法はSIMカードを挿してみないとわからないんです。
そしてSIMカードといっても、もともとのキャリアのものではなく他社のSIMカードです。

つまりSoftBankのiPhoneをSIMロック解除したら、docomoかauのSIMカードを挿します。
はじめて他社SIMカードを使用する場合はアクティベーション作業を求められるので、インターネット環境が必要になります。

要するにWi-Fi接続できればOKなので、メイン機からのテザリングでも大丈夫です。
これで正常に動作して、「設定」→「一般」→「情報」のキャリアの部分が挿入した携帯電話会社に変わっていればOKです。

ではSIMロック解除していないiPhoneに挿入した場合はどうなるのでしょうか。

その場合はアクティベーション作業の途中で「無効なSIMカードです」と大きく表示され操作ができなくなります。
ただし、無効なSIMカードと表示された後でも、端末内情報のキャリア部分は挿入した通信会社名に変更されますが、実際には使えないので注意が必要です。

こんな原始的な方法じゃないと確認できないのかと思うかもしれませんが、現状これしか方法がありません。
以前はauのみIMEIを入力するとSIMロック解除の可否判定が見れるページがあり、そこを利用すれば確認できたのですが現在はページ自体が消えています。

今後そういった確認サイトが出てくると便利になるので、期待したいですね。
一応今のところだとAT&TやT-mobileなどの海外のSIMカードがあれば、基本的に国内流通のiPhoneはSIMフリーじゃないと読み込まないので1枚持っていると少しだけ便利かもしれません。

ちなみに挿入するカードは通信ができてもできなくても関係ありません。
要するに解約しているSIMカードでも問題なくアクティベーションは可能です。

他社のSIMカードがない!


もしかしたら他社のSIMカードがないというパターンがあるかもしれませんね。
家族や知人に聞いてみて、それでもだめだとしてもまだ諦めてはいけません。

その場合はオークションサイトやフリマサイトを利用しましょう。
高確率で売っているはずです。

Amazonでも販売しているので、急ぎで必要な方はAmazonの方がトラブルが少なくておすすめです。

近くに携帯買取ショップがあれば利用しよう

近所に携帯買取ショップがあればそこでSIMロック解除できているかも確認してもらえます。
実際に売るつもりがないのに利用するのは少々忍びないですが、査定はそこまで時間がかかりません。

その際「SIMロック解除されていると思う」と伝えるとそこも確認してもらえるはずです。

最近はゲオやTSUTAYAでもスマホの買取を行っていることが多いので、だいたい1店舗くらいは携帯買取ショップがあるでしょう。

注意点1

過去私が体験した悲惨な出来事があります。
かなり特殊な事例だとは思うのですが、実際に起こったので紹介しておきます。
事件はauショップでiPad ProをSIMロック解除した後に起こりました。

何度も利用していたので、SIMロック解除手続きの控えはすぐに捨ててしまっていました。
そして家に帰ってSIMカードを挿してみるとなんと「無効なSIMカード」と表示されるではありませんか。
(auショップでは他社のSIMカードがないので、解除手続きはしたけど確認はそっちでしてねということらしい)

これは何事だと他のSIMカードを挿入しても、すべて読み込んでくれないんです。

そしてauショップに持っていくと「もう一度SIMロック解除の手続きをしてみますか?」という提案をしていただきました。
「神だ!」

ところがその手続には3,240円必要らしい。
控えを捨ててしまったとはいえ、また解除手続き料金を支払うのは嫌だなと思ったので諦めました。
だってすでに払っていますからね。

結局どうしたかというと、Appleのカスタマーセンターに電話して解除してもらいました。
3日ほどかかってとても大変でした。

なぜこんなことが起きてしまったのかはわかりませんが、考えられるとすると何らかのSIMカードを挿入したときにロックがかかった可能性が高いと思います。

細かい話をしますが、最近のauのiPadのSIMカードはVoLTE SIMカードなんですよね。
しかし最初に私が挿したのはauのLTE SIMカードだったんです。

皆さんもAppleストアで交換端末を受け取ったときに聞いたことがあるかもしれませんが、iPhoneにすぐにSIMカードを挿入しないでくださいと言われたことがあります。

理由は挿入したSIMカードでSIMロックがかかってしまう可能性があるからと説明されました。
SIMロックというのはソフトウェア上の仕様で、初期化した際にもアクティベーション時にAppleのサーバーからその情報を受けとります。

今回の例だとSIMロック解除手続き直後にauのLTE SIMカードを入れたことによりなんらかのバグに繋がったのかもしれません。

というわけで、もしみなさんがSIMロック解除した場合は控えを残しておいた方がいいと私からアドバイスしておきます。
本当は当たり前のことなんでしょうけどね(笑)

WEBで手続きした場合もIMEIと解除完了の文章が載っている画面をスクリーンショットしておいた方が安全だと思います。
一応後からでも確認はできるのですが、なにがあるかわかりませんから解除の確認ができるまでは念のため残した方がいいです。

注意点2

もう一つ注意点もお伝えしておきます。
それがSIMカードの種類です。

先ほどのauのSIMカードもそうですが、キャリアのSIMカードは同じサイズであっても種類があります。

SoftBankは大きく分けてAndroid用とiPhone用のSIMカードがあります。
iPhoneで使用する場合は黒色のiPhone用でないと認識してくれません。

auはさっきも書いたようにLTE SIMカードとVoLTE SIMカードがあります。
ややこしいのがiPhone8以降はVoLTE SIMカードでないと認識してくれません。

docomoは色の違いなどありますが、基本的にはSIMカード同士に互換性があります。

このへんはキャリアショップにいけば対応しているSIMカードに交換してくれますので、最寄りのキャリアショップに持ち込みましょう。

まとめ

結構ややこしいと思いますが、このへんはある程度自分で調べて解決できるようにしておいた方がいいでしょう。

というのも意外と携帯電話会社の店頭スタッフさんは機械的な部分がわかっていない場合が多いからです。

彼らはプランの知識が何より大事で、ハード面の互換性などは知っていてもあまり利益に繋がらないんですね。
SIMフリー端末でキャリア間の流動性があがると、他社のSIMロック解除済み端末や海外製のSIMフリー端末が店頭に持ち込まれるわけです。

スタッフからすると正直知るかって感じですよね。笑

ですのである程度自分で知識を入れておきましょう。