iPhoneXで初めて採用されたFace ID。
指紋認証のTouch IDを廃止したのは賛否両論ありましたが、個人的には好きです。

ただあっては良くないのが認証の誤認で、セキュリティロックが解除出来てしまうことですよね。
iPhoneXのリリース直後から頻繁にあがってきた問題は、顔や骨格が似ている親族だとロックを突破できてしまうというもの。

iPhone以外でも顔認証システムを使用しているスマートフォンはありますが、写真でロックを解除できてしまう問題もありました。
そう考えるとまだiPhoneの顔認証のほうが安心できると僕は思います。

ただ問題なのは複数の人物で使用するような端末のFace IDです。

複数の人間で使用する場合は?

今まで複数の人間で一つのスマートフォンを使用するというのはあまりありませんでしたが、あったとすれば1人しかFace IDは登録できなかったんです。
これが【iOS11】までの仕様ですね。

ではどうすればいいのかというと、生体認証が使えないので自ずとパスコードになります。
これでは使いにくくて仕方がないですよね。

解除に時間をかけたくなければ、パスロックを解除しておく必要がありますが、セキュリティ上それもあまりしたくない……ですよね。
と言っても、ほとんどの場合iPhoneを自分以外の誰かと共有することってないですよね。笑

ではiPadの場合は?

先日発売になった2018年発売の新型iPadはホームボタンがなくなったのでTouch IDが使用できなくなりました。
搭載されているセキュリティはFace IDもしくはパスコードとなっています。

iPhoneと同じように一人で使用するのであればとくに問題はありませんが、iPadの場合は恋人や夫婦、家族で共有する場合は少し問題があります。
どっちの顔で登録するの?


「いや、パスコードで解除すればいいじゃん」と思う人もいるかもしれませんが、結構めんどくさいんですよね。
しかし恐らくそれはAppleも考えていて、その対策はきちんとできていたようです。

iOS12から容姿を複数登録出来る

Face IDを搭載していないiPhoneなら全然関係ありませんが、使用しているユーザーからすれば朗報ですよね。
といっても、活用するシーンは限られているかもしれません。

しかしiPad違います。
複数の容姿を登録できるというのは共有端末であればめちゃくちゃにうれしいはずです。
ルームシェアしている人はかなり役立つのでは?と言いたいところですが、実は2つまでしか登録できないんですね。

今後OSがアップデートされれば、そこは変更があるかもしれませんが、恐らくマイナーアップデート程度ではその数は増える見込みはないと思います。
でもiPhoneユーザーのみなさんもメリットがあります。

個人使用のiPhoneでも2つ設定した方が良い

iPadのように複数の人間で使用する端末に限らず、個人で使用しているiPhoneも実は2つ設定した方がいいのです。
というのもTouch IDのときに同じ指でも複数登録しておくと、その精度が飛躍的に向上するという話をご存知でしょうか。

それと使い方は似ていて、例えば眼鏡をかけた自分と眼鏡をかけていない自分の2つで登録したりできるわけです。
それ以外にも帽子を被った自分、マスクをした自分などを別に登録していると、今までであれば認証されなかった容姿でもきちんと認証してくれるようになるのです。

まとめ

iPadのホームボタンがなくなったことにより、Touch IDの機能がなくなってしまいましたが、外に持ち出すこともあるiPadに鍵をかけてないなんてリスクが大きすぎますよね。
かといってパスコードで解除は嫌すぎます。

2つという少ない数ではありますが、やはりiPadに合わせて増やしてきました。
Face IDで複数登録が可能になり、家族や恋人の顔も登録可能になったので設定方法の幅が増えただけでなく、自分の顔を別のパターンで複数登録するのはやっておいて損はないです。

Face IDって慣れると本当に快適ですよね。